ノア(フローラルート)29 各地へ挨拶回り
ようやく家族で旅が出来るので、今まで飛ばしてきた町も巡ってみます。
銀のティーセットを博物館から持ち出して、まずは夜のレヌール城から。
うちの子達にとっては今更おばけ退治なんて簡単すぎるとは思いますが、やっぱり夜に二人だけで出歩くのは心配です。
10歳でも心配ですから、8歳と6歳なんてとんでもない。
あの頃は全然怖くなかったのに、お父さんがあまり無茶をしないようにと言っていた気持ちもよく分かります。
ノアも大人になったものです。
城の前庭には、懐かしのエリック王とソフィア王妃がいらっしゃいます。
相変わらず幽霊は怖い様子のフローラさん。
可愛い。
案外娘は平気で、ゆっくりしていこうとまで言っていたので、我が家で一番の怖がりはお母さんだということが分かりました。
まあ僕が守るので全然問題ありませんが。
そういえば、今日のルーナのリボンはフローラさんが結んであげたそうです。
頭が嬉しいって、どこまで可愛い表現なんでしょうか。
うちの女性陣は可愛すぎて怖い。
フローラさんはうちの奥さんなのでよその男に近付かせる気なんて毛頭ないですが、娘もそこらの男には渡せません。
お父さんとお兄ちゃんの二重のガードを乗り越えて頑張ってください。
いる訳はないと思いますが、素直に任せられるとしたらパパス父さんレベルの男です。
北の教会のおばあさんの話を聞いた娘の反応によると、いい男度はお父さん>主人公だそうです。
やっぱりまだまだお父さんには敵いませんね…。
でもフローラさんからは褒めてもらえたので大丈夫。
やっぱりラブラブでごめんね、こども達。
さて、家族が全員そろったところでようやくサラボナのおじいちゃんおばあちゃんにも会いに行けます。
石像で行方不明のままでは申し訳なくてとても顔を出せたものではありませんでしたからね…。
町に入ると何やらバタバタしています。
何でも、10年前に見に行ったあのツボが今度は赤く光っていて、間もなく魔物の封印が解けてしまうとのこと…。
義父さんに見晴らしの塔を任されてしばらくしたら、本当に現れました。
ルドマン邸も簡単に踏みつぶせそうなくらい巨大な魔物です。
でも顔は間抜け。それがブオーンです。
息子がやたら他人行儀にルドマンさん呼ばわりするのが気になりますが、今はそれどころではありません。
守備力と攻撃力を上げてお父さんはひたすら戦います。
コマンド入力とAIの相性は非常に悪い。
主人公が回復しようとしていたメンバーは、大抵他の誰かが先に回復してくれます。
折角2番目にダメージを受けている人を選んでいるというのに…。
結果、息子のベホマラーが大活躍という羽目になってしまいました。
念の為、息子とフローラさんにマホキテをかけておきましたが、どうしても消費の方が大きく、とうとうフローラさんはメラミを撃ってMP0という事態にまでなりました。
ほぼ原因はベホイミでしょう。
息子のMPも20を切り、万事休すかと思った時にマヒャド炸裂。
杖と魔法と攻撃を使い分けてまだまだ元気だった娘が決めてくれました。
よくやった!!
これでさいごのカギが手に入りました。
ルドマン邸に戻ると上機嫌なお義父さん。
ようやくここでフローラさんの存在に気付いてくれました。
ちなみにお義母さんは子ども達にお小遣い5,000Gをくれました。
お金持ちってすごい。
息子は半分こ派、娘は貯金派のようです。
ちゃんと半分を貯金してあげるからね。
そういえばデボラお義姉さんにまだご挨拶していませんでした。
ブオーンの一件は全く気にならなかったと言ってくれましたが、どうやら気を遣って下さったご様子。
更にうちの子ども達のこともちゃんと気に入ってくださいました。
ありがとうございます。デボラお姉さん。
お母さんの町に行ったなら、あまり気は進みませんが一応お父さんの故郷にも行きましょう。
サンチョは連れてきてくれなかったというこの村は10年経った今でも人が少なく、あのおじいさんもすっかり弱ってしまっていました。
おじいさんに育てられてベラと遊んでいたあの男の子は立派な大人になって、今でもサンタローズで暮らしています。
そんな話を聞いたからでしょうか。
珍しく娘がお父さんと一緒に寝ると言い出しました。
どうぞ、喜んで。
お父さんはもうどこにも行かないから、いつでも安心しておいで。
家族皆がここの宿屋に泊まりたいそうなので、お父さんとしては反対する理由もありません。
一泊して元気になったら、次の目的地へ向かいましょうか。